女性の薄毛の原因

女性の薄毛は、男性とは症状も原因も異なります。女性特有の薄毛の症状や原因をご案内します。

1.びまん性脱毛症

頭髪全体の髪が均等に脱毛して毛髪が全体的に薄くなるもので、40代以降の女性によく見られます。原因は老化やストレス、極端なダイエット、誤ったヘアケアなどがいわれています。

2.牽引(けんいん)性脱毛症

髪の長い女性に起きやすい脱毛症です。ポニーテールやアップヘアなどで、髪の毛を長時間引っ張る状態が続くと髪が抜けて分け目が薄毛となりやすい症状です。

3.脂漏(しろう)性脱毛症

皮脂の過剰分泌で引き起こされる脱毛症です。毛根が赤く腫れ、髪が抜け落ちてしまいます。定期的にシャンプーをしなかったり、頭皮に合わないシャンプーを使ったり、すすぎが不十分だと、皮脂が過剰分泌され、皮脂が毛根をふさぎ、髪の成長を妨ぐため薄毛になります。

4.粃糠(ひこう)性脱毛症

フケが毛穴を塞ぐことで炎症を起こし、髪が成長しなくなることで薄毛になる現象です。シャンプーが肌に合わなかったり、むやみに洗うことで頭皮を痛めてしまうことが原因です。頭頂部の頭皮が目立ってくるようになります。

5.円形脱毛症

突然髪の毛の一部、または数カ所が抜けてしまい、円形に脱毛する現象です。場合によっては頭髪の一部だけでなく、全体または全身の毛が抜けることもあります。リンパ球の働きの異常によって起きる自己免疫疾患が原因と考えられ、ストレスやアレルギー疾患などがきっかけとなります。

6.分娩後脱毛症

妊娠中に、お腹の子どもに栄養を取られ、妊娠後期になると、排卵の準備を行うホルモンであるエストロゲンなどの女性ホルモンが増加します。そのため、成長期であった頭髪が、出産後に休止期に入ってしまい、薄毛となる症状です

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