病院でしてくれる薄毛の治療とは

AGAクリニックでの治療2

病院で薄毛の治療をする場合、どのような治療法があるのでしょうか。費用も気になります。特にAGA(男性型脱毛症)で悩む男性にとっては切実な問題です。薄毛やAGAの治療法と治療にかかる費用をご紹介します。

男性の薄毛AGA

男性の薄毛の原因で多いのがAGAです。男性型脱毛症と呼ばれ、男性ホルモンと遺伝が原因と考えられる薄毛で、放置すると進行します。
男性ホルモンのテストステロンが、酵素の一種5αリダクターゼによりより強力な男性ホルモンのジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、髪の毛の正常なヘアサイクルを乱して薄毛(AGA)を発症します。

初期の薄毛の治療

薄毛の初期の段階は、AGA以外にも原因が考えられるので、診察をうけて治療の判断を仰ぎます。

診察・カウンセリング

初診では診察と、血圧測定やマイクロスコープ・頭部撮影などの検査費で約1万円ほどかかります。検査の結果や脱毛状態をみてカウンセリングを行い、治療内容や期間が決まり、費用もこの時点で提示されることが多いようです。生活習慣の改善も同時に行われます。

治療薬による治療

薄毛の治療が必要な場合、AGAの進行を遅らせる成分フィナステリドで作られたプロペシアというAGA治療薬を処方します。病院によってはオリジナルの治療薬を使う場合もあるようです。
フィナステリドは、2型5αリダクターゼの変換作用を抑制する働きがあり、AGAの原因物質の生成量を減らすことで薄毛の進行を抑えます。また血管拡張薬として開発された、ミノキシジルを含む塗り薬を補助的に使用する場合もあります。
AGA治療薬が約1万円、塗り薬が約1万円が一カ月分の費用としてかかります。

薄毛の中期の治療

地肌が目立つようになり、額も後退してきた状態の治療です。

発毛治療

AGA の進行を止める治療と、発毛を促す治療が同時に行われます。具体的に行われるのは、発毛促進などの目的に応じた薬剤を注射器などを使い、頭皮に注入するメソセラピーという治療法。
自由診療のため費用が高く、2万円から7万円ほどかかり、治療薬と合わせると最低でも月に3万円以上かかります。発毛には個人差もあり、治療は医師とじっくり相談して決めることが大切です。

自毛植毛治療

薄毛を短期間で治したい人に向く治療法。自分の後頭部の毛を植毛して、手術後1週間程度で違和感がなくなり薄毛が改善されます。費用は80万円以上必要です。

薄毛の末期の治療

髪の毛が無くなった状態での治療になり、かなり長い期間と費用がかかります。治療内容は中期のものと変わりませんが回数が増加。
また他の治療法として使われるのが、ハーグ療法という、脂肪幹細胞から抽出した成長因子やアミノ酸などの栄養成分を、注射器やフラクショナルレーザーで皮膚に穴をあけて注入する方法です。
数回の治療が必要で1回10万円程度必要なので、数十万円から100万円を超える費用がかかる場合もあります。傷みも伴うので、医師とよく相談して慎重に検討することが大切です。

薄毛の治療は早めにはじめることが大切

薄毛の治療は、早めに行うと費用も比較的少ない金額で行えます。専門の病院できちんと検査を受けて的確な治療を受けることが大切です。しかし地域に専門の病院が無かったり、長期間の治療を行う時間や費用がない場合には、育毛剤の使用も考えられます。

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