AGA(男性型脱毛症)のタイプ

ハゲ型の種類

 

前頭部進行型(U型、またはA型ハゲ)

U型ハゲは、生え際が後退して額がどんどんと広くなるタイプの禿げ方です。
頭頂部が薄くなる「O型」と同じく、ハゲに悩む日本人のかなり多くがこのタイプに該当します。
また、O型と同時に進行することも少なくありません。同時に進行した場合は前と後ろからきますので、気になりだしてからあっという間に進行してしまいますので注意が必要です。
男性ホルモン(テストステロン)が、毛根にある「5aリダクターゼ」という還元酵素の反応によって、強力な脱毛物質「ジヒドロテストステロン(DHT)」に変化します。
そして、この「5aリダクターゼ」という還元酵素は生え際に多いので、生え際が後退するU型ハゲの原因としてAGAが関係している可能性があります。
後頭部と側頭部の毛はしっかりと残っているのに、生え際の毛が薄くなるのはこのためなのです。

頭頂部進行型(O型ハゲ)

O型ハゲは、頭頂部あたりが薄くなるハゲ方です。つむじ付近がOの形に薄くなる傾向があることからO型ハゲと呼ばれています。
このタイプの薄毛に悩む人はとても多く、特に日本人に多いといわれています。周りのハゲている人を思い浮かべてもかなりの人数が、このタイプに該当するのではないでしょうか。
つむじからじんわりと進行した場合は、自分ではなかなか気が付きにくいかもしれません。そのため、気になり始めた時にはすでにある程度、進行してしまっていることも少なくありません。
男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンの一種である「テストステロン」が頭皮にある還元酵素(5αリダクターゼ)に作用することで発症します。
この脱毛の原因とも言える還元酵素(5αリダクターゼ)は、頭頂部にも多いので、AGAがO型ハゲの原因であると考えられます。

前頭部M字進行型(M型ハゲ)

生え際の両サイドが「M」の形に剃りこみを入れたように進行していくパターンです。
M字ハゲは白人に多いハゲ方として知られています。日本人にもM字ハゲに悩む人は多く、頭頂部が薄くなる「O型ハゲ」や、生え際が中央から後退して額が広くなる「おでこはげ(A型、またはU型)」と並んで代表的なハゲのタイプとされています。

M字ハゲの主な原因は、男性ホルモンが関係している男性型脱毛症(AGA)と言われています。
額の中央を残し、両サイドにM型にハゲが進行していくのは、男性ホルモンと結びついてDHTに変換する働きをする酵素(5αリダクターゼ)がその部分に多いからです。また、5αリダクターゼは生え際や頭頂部にも多いので、M字ハゲになったということは、O型やU型も同時に進行している可能性もあります。
遺伝するのはハゲではなく、この酵素(5αリダクターゼ)の量や、生成しやすい体質なのです。つまりハゲやすい体質が遺伝するというわけです。

AGA(男性型脱毛症)の特徴

AGA(エージーエー)は抜け毛・うす毛がゆっくりと進行していきます。
また、額の生え際や頭頂部の髪が、どちらか一方、または双方から薄くなります。毛包が十分に成長しないため、髪の毛が太く長く育たないうちに抜けてしまいます。
ただし、AGA(エージーエー)では普通、薄毛になっていても、うぶ毛は残っています。毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性があります。決してあきらめる必要はありません。

 

AGA(男性型脱毛症)の原因

AGA(エージーエー)の脱毛部にはDHT(ジヒドロテストステロン)が高濃度にみられ、これがヘアサイクルの成長期を短くする原因物質と考えられています。成長期が短くなることにより、髪の毛が長く太く成長する前に抜けてしまいます。十分に育たない、細く短い髪の毛が多くなると全体として、薄毛が目立つようになります。
DHTは5α-還元酵素という酵素によってテストステロンからつくられます。