薄毛になってきた時の対策として、どのような手段や方法があるのか、まずは選択肢を知りましょう。
薄毛を改善する方法として10の項目でまとめてみました。
人により、薄毛の要因や症状が全て違う為に薄毛対策には個人差があります。
- 年齢、体質、予算など
- 薄毛の原因(生活、遺伝、ホルモンなど)
- 薄毛の症状(前頭部、つむじ、進行度など)
これら3つのことでも違いがあります。
あなたの体質に合ったものを選ぶことでその効果を何倍にでもすることが出来ると思います。
薄毛の進行度、緊急度、原因や症状、体質や予算を踏まえて、自分にピッタリの方法を探してみて下さい。
その方法としては、
- AGAクリニック
- 人毛植毛
- 育毛剤
- 育毛シャンプー
- 発毛
- 育毛
- 増毛
- かつら
- 頭皮マッサージ(ヘッドスパ)
- 生活習慣
これらをジャンル毎に費用や効果、特徴やデメリットなどを分かりやすくまとめてみました。
それではご案内していきます。
医療的治療
1.AGAクリニック
医療的根拠に基づいた治療法で効果は高いです!
AGAとは「男性型脱毛症」のことを言います。
育毛サロンと違い医療的根拠に基づいた薬を処方して薄毛を治していくという方法です。
薬は飲むタイプと塗るタイプで体の内側と外側から発毛を働きかけます。
安心でサロンのように、大きな契約や購入を求められることもありません。
2.自毛植毛
ハゲの最終手段で後頭部などの髪の毛を薄くなった部分に移植する方法。手術となりますが、とても自然に移植が出来て自分の皮膚なので拒絶反応も少なく定着率も良い。海外の薄毛対策ではこの方法がほとんどです。
手っ取り早く薄毛を解決するにはとても素晴らしい方法ですが、いくつか気をつけなくてはならないポイントもあります。
- 技術が必要なので医師の腕で仕上がりが大きく変わる
- 目立たないようにはするが手術跡が残る
- 移植する自毛がなければ出来ない
おすすめとしてはまず発毛を試し、植毛は最終手段として考えても遅くありません。
ヘアケア
直接、頭皮に働きかける、この方法が一般的に多いです。
3.育毛剤
薄毛予防の定番!手軽に出来るが効果は・・・?
薄毛対策として多くの人が実践しているものは育毛剤(外用)ですね。とりあえず、頭皮に直接塗る育毛剤は薄毛対策には最も効果的だと思う人も多いと思います。
しかし、ご存知の通り、発毛を謳っている育毛剤は星の数ほどあり、どれが効果があるものなのか分からず選べませんし、「育毛剤を使ったけど効果がなかった」なんて話をよく聞くので不安な部分もあると思います。
現在、医学的に効果が認められているものは医薬成分の「ミノキシジル」と「フィナステリド」と「デュタステリド」の3つ。それ以外に関しては根拠が無いので全て「効果が出るかもしれない?」というような育毛剤になります。その為、市販されている育毛剤のすべては効果があるとは言い切れないのが現状です。
さらにこの3つは医薬品の為、病院で医師の処方せんが無いと入手出来ません。または海外製の医薬品を個人輸入で入手するか、のどちらかになります。
4.育毛シャンプー
意外?!シャンプーで髪の毛は生えない?!
毎日のシャンプーならば薄毛対策にはとても有効なイメージがあると思います。
もちろん、髪を洗わないと頭皮も汚れ、かゆみや炎症が起きて、抜け毛の原因にもなります。
また、良いシャンプーを選ぶことで髪にコシやツヤを与えることも出来るでしょう。
しかし、実はどれだけ髪を洗おうが、良いシャンプーを使おうが、「シャンプーで髪の毛が生える」というわけではありません。あくまでもシャンプーは抜け毛の予防程度。また、今ある髪の毛を元気に保つためのケアです。
発毛を謳うシャンプーはたくさんあり、爽快感があって髪の毛が生えそうな気もしますが、医学的根拠も何もありません。芸能人が体験し、実際に髪が生えたようなコメントや映像を公開していますが、並行して投与していた薬の効果ではないかとの見解もあります。
ですが、刺激の強い界面活性剤を添加しているシャンプーは発毛とは逆効果になってしまう危険があるのでシャンプー選びはやはり重要なのと、間違ったシャンプーのやり方をしていると抜け毛を増やすことにもなりますので、薄毛の人はやはりチェックしておく必要があります。
発毛サロン
数多くある発毛・育毛サロン。真剣に薄毛対策を考えるのであれば一度、電話したくなります。
しかし、実はこの発毛サロンがこれだけ広まっているのは日本だけ。そして、そこには発毛の根拠が何もない独自のオリジナル発毛法であり、さらに高額であり、詐欺まがいの被害に合うなんてことも多くあります。
そういったことを避けるため、まずどんな物があるのかを知ることが大切です。
5.発毛法
発毛とは、生えてこなくなった毛穴から健康な髪の毛を再び生やすことを言います。
その方法は会社によって様々でヘッドスパやサプリ、器具などオリジナルの発毛方法です。
そんなほとんどのサロンでは発毛を謳っていますが、医学的要素をほのめかしていても、医療機関では無く医師が常駐しているわけではありません。よく見る「98%に効果が」などと表記されていますが実はそれを裏付けるものは何もありません。
6.育毛
解釈の勘違い注意!生やすのではなく、今ある髪の毛を育てること。
薄毛対策の中でも一番聞き馴染みのある言葉がこの「育毛」ですが、この「育毛」とは、現在ある髪の毛を育てるという方法です。
細くなった髪の毛を太くしたり、抜け毛を減らしたりと、どちらかといえば現状維持や予防に当てはまり、抜けて無くなってしまった髪を再び生やすようなものではありません。
なので、育毛剤をいくら頑張って付けても、すでに症状が進行している人には効果が現れにくいです。しかし育毛剤には発毛を想像するような表記がされていると思いますが・・・。
育毛剤以外にもシャンプーやヘッドスパなど、これらも全て育毛という方法です。多くのサロンではこれらが中心になっていますし、ヘッドスパは気持ちいいので髪にも頭皮にも良さそうですが、実際に発毛するかというと根拠は無く疑問です。
7.増毛
エクステのように編みこんで毛を多く見せる方法。
今ある髪の毛に人口毛などを結びつけて、髪の毛を多くみせる技術です。テレビCMでも見かけたことがあると思います。
見た目に効果が現れるので画期的な技術だと言われていましたが、実はかなり多くのデメリットもあります。
- 髪に負担がかかり抜け毛が増える
- 枝分かれしている抜け毛が落ちて他人にバレる
- のびてきたら結び直さなければならない
結局一時しのぎでしかなく、逆にその結果、髪が抜けてしまうのでは意味がありませんね。
8.かつら
一度かぶったら最後!
かつらを被るなんて誰もが嫌だと思いますが、それでもかつらの需要が減らないのには訳があります。
日本のかつらの技術はかなり精密で、近くで見ても気が付かないほど自然です。薄毛で悩む人が、かつらをかぶった自分を鏡で見た時には、ハゲていない自分が映っているので感動する人も多いと思います。
しかし、やはり数多くのデメリットがあります。
- 50〜100万円と高額
- メンテナンスが大変で買い替えも必要
- 夏場はむれてかゆくなり、抜け毛も増える
- バレた時のことを考えると不安で外出も出来なくなる
かぶるだけでフサフサの髪を手に入れることが出来る。一見、薄毛の人にとってはすぐに解決となりますが、根本的な解決にはなりません。
民間療法
以前から薄毛にいいと言われてきた方法です。お金もかからずに試すことができます。
9.頭皮マッサージ
無料で出来るが効果は・・・
発毛には、毛根に栄養を届けなくてはいけません。そのために頭皮への血行を良くすること。これはとても重要です。
頭皮マッサージは頭皮の血行を促すことにはなりますが、発毛をするのは睡眠中と言われています。お風呂で数分間血行を良くしても時間がたてば元通り。やはり頭皮をマッサージするだけで発毛するかと言えば疑問がわきます。
ですが、もちろん血行を良くすることは必要でお金がかかるわけでも無く、デメリットも無いので、やった方が良いです。頭皮マッサージだけでは発毛しないが、やって損はありません。
10.生活習慣
無料で今すぐ出来る薄毛対策。
なぜ髪の毛が減っていくのか。遺伝や男性ホルモンなどいろんな原因がありますが、血行が悪くなり、髪に栄養がいかなくなってしまう。これも抜け毛、薄毛の大きな原因になります。
そして、これには3つの生活習慣が大きく関わってきます。
- 食事
- 睡眠
- ストレス
栄養バランスが偏れば、髪に栄養がいきません。過度なダイエットをした人が薄毛になるような姿を見たことがあると思います。
また、髪は睡眠中に作られるので睡眠不足や夜更かしをしていても同様です。
また、ストレスと薄毛が大きく関わっているのは有名です。ストレス管理、発散をすることが薄毛対策にも効果的です。
まとめ
今回、ご案内した薄毛対策と方法のうち、ご自分に合ったものを早速、取り組んでみては如何ですか。
先ずは比較的、お金もかからず、そして無理なく出来る対策から始めることが良いと思います。