育毛薬(内服/外用)とは?③

育毛薬(外用)は、日本国内では大正製薬から発売している「リアップ」が有名です。
このリアップに含まれている薬効成分「ミノキシジル」が薄毛の治療、改善に有効な成分となります。

育毛薬(外用):リアップに含まれている薬効成分「ミノキシジル」とは?

ミノキシジルは、もともとアップジョン社(現ファイザー社)が高血圧治療のための血圧降下剤ロニテンとして、血管を拡張させるために創製した経口医薬品です。患者の多くが使用しているうちに全身の毛が増えていったとの報告があり、研究が始まりました。臨床試験の結果、 ミノキシジルの持つ血管拡張の効果によって毛根や毛母細胞が活性化し、発毛を促すことが分かり、AGAなど薄毛の治療薬として発売されました。
ロゲインはアメリカのFDA(食品医薬品局)により初めて男性型脱毛症に対し育毛作用が有る商品として認可されています。毛根の血管を拡張し、髪となる栄養を吸収しやすくします。脱毛を抑えて、髪の成長を促す働きがあります。薄毛の気になる方、AGA(男性型脱毛症)で育毛ケアを考えている方に適した育毛剤です。日本国内でミノキシジル含有製品としては、1999年にリアップシリーズ(大正製薬)が発売されました。

リアップシリーズ
リアップシリーズ

ロゲイン5ml
ロゲイン

ミノキシジルは、毛母細胞に直接的に働きかけて毛母の細胞分裂を活性化させて髪の毛の成長を早めます。
使用を始めて、一時的に脱毛が増加する場合がありますが、毛髪の生え換わりのサイクルが促進されるためなので、4か月以上の継続使用で、その効果が実感できます。効果が出ても止めずに長期の継続使用が必要です。

ミノキシジルの錠剤(内服)

日本国内では育毛薬としては認可はされておらず、血圧降下剤として経口薬でありますが、これがミノキシジルの錠剤タイプで内服使用します。
通常、外用剤は塗布した部分(頭皮)の血流を高め、育毛効果を促進するものですが、錠剤のような内服タイプは、からだの中に吸収される為、外用剤よりも即効性が高いです。
但し、副作用として全身の体毛に作用する為、体毛が増えて濃くなる症状が出る場合があります。

ミノキシジルcyno社10mg 1箱_2
ミノキシジル10mg タブレット

ミノキシジルcyno社5mg 1箱_2
ミノキシジル5mg タブレット

ミノキシジルのジェネリック

外用剤は日本国内では大正製薬からリアップシリーズが発売されています。海外では先発品は「ロゲイン」があり、リアップや先発品は、価格が高く長期間、使用する事を考えると、とても高額になり経済的な負担が大きいです。先発品は安心出来ますが経済的に余裕の無い方は使い続ける事が困難になります。そこで先発品よりも安価で手に入る後発品のジェネリック医薬品があります。
主には海外製薬メーカー各社が薬効成分:ミノキシジルを配合して製造し医薬品認可を取って販売しており、同様の効果が期待出来ます。日本では海外製で未承認となっている為、購入する場合は個人輸入代行業者を通して個人輸入で入手出来ます。
主なジェネリック医薬としては外用剤で「ミントップ」「リグロースラボ」「ミノキシートップ」があります。

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