知識その4AGAに最も有効な育毛対策

育毛外用剤でケア/内服と外用の併用ケア

育毛をしよう!と決めた時、誰もが、先ず試すのが育毛剤の外用タイプです。
これは国内でも化粧品や医薬部外品として、たくさんのメーカーが販売しており種類も多く出回っています。中には効果を実感した体験者もおり、人気のある育毛剤もありますが、ほとんどの方が何回か購入し使用し続けたが効果が実感出来ず、いつの間にか止めてしまった。または、効果が分からず、次々と変えて購入して試した等、という経験をされていると思います。
育毛はそれだけ長期戦であり、育毛剤(外用)の要素だけでは毛髪が成長しない為、全ての方が効果が実感出来なかったり、または、効果が出るまで時間が掛かります。
国内の育毛剤(一般化粧品・医薬部外品)は基本的に国内認可のある化粧品成分を配合しています。この成分が育毛作用のある成分で種類多く配合したり、または高濃度で配合して作られています。
育毛作用のある成分と謳い、いかにも毛が生えてきそうな宣伝をしていますが、医薬成分では無く化粧品成分なので発毛する根拠は無く、効果が出たと感じても穏やかです。その為、効果を実感する方が少なく、または、長期に渡る使用でやっと体感出来る方もいます。あくまでも予防程度であり、すでに薄毛が進行している人には満足は得られません。
国内の育毛剤は広告やPRが誇大なので、即効性を期待して購入する方も多いですが、思った以上に効果が早く現れない、良く分らない、現状維持かな?等という感想がとても多いのが現実です。
育毛剤(外用)は国で唯一、発毛作用を認めている医薬成分「ミノキシジル」を含有した育毛薬(外用)が確率高く、効果を得られると思います。
「ミノキシジル」を含有した育毛剤は国内でリアップが有名ですが海外製であればロゲイン、またはロゲインのジェネリック製品が種類多くありますので、そちらを使用する事をオススメします。

ミノキシジルとは

ミノキシジルは血管拡張の作用によって毛根や毛母細胞が活性化し、発毛を促します。AGA(男性型脱毛症)など薄毛の治療薬としてアメリカではロゲインとして発売され、日本ではリアップシリーズ(大正製薬)があります。

ミノキシジルの効果

毛根の血管を拡張させて血流を良くし、抜け毛を減らして髪となる栄養を吸収しやすくさせて発毛を促進します。
ミノキシジルは、毛母細胞に直接的に働きかけて毛母の細胞分裂を活性化させて髪の毛の成長を早めます。
使用を始めて、一時的に脱毛が増加する場合がありますが、毛髪の生え換わりのサイクルが促進されるためなので、4か月以上の継続使用で、その効果が実感できます。効果が出ても止めずに長期の継続使用が必要です。

内服と外用のダブルケアを

育毛は内服だけ、外用剤だけのケアに留まらず、両方からケアすることがとても大切です。特に既に脱毛が進行中で薄毛が目立つ方、または、かなり進行し薄くなってしまった方は効率よく早く効果を出す為に育毛薬(内服)、育毛サプリの併用使用や更に育毛薬(外用)との併用をオススメします。

●AGA(男性型脱毛症)初期の段階:抜け毛があり、毛量は減っているが薄毛箇所はあまり目立たず早期段階の方
①フィナステリド含有内服薬+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+ミノキシジル5%含有外用薬の組合せ使用。
②デュタステリド含有内服薬+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+ミノキシジル5%含有外用薬の組合せ使用。
●AGA(男性型脱毛症)初期~中期の段階:既に薄毛箇所が目立ち始め、毛が細く軟化しており、早めの対策が必要な方
①フィナステリド含有内服薬+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+Lリジンサプリ+ミノキシジル10%含有外用薬の組合せ使用。
②デュタステリド含有内服薬+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+Lリジンサプリ+ミノキシジル10%含有外用薬の組合せ使用。
●AGA(男性型脱毛症)中期~末期の段階:薄毛箇所が目立ち、既に毛量が少なく至急の対策が必要な方
①フィナステリド含有内服薬+ミノキシジル錠剤+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+Lリジンサプリの組合せ使用。
②デュタステリド含有内服薬+ミノキシジル錠剤+ノコギリヤシサプリ+亜鉛サプリ+Lリジンサプリの組合せ使用。

※上記はあくまでも目安の例となります。AGA初期型でも薄毛の進行が抑えられなければミノキシジル外用剤の高濃度タイプを使用したり、更にはミノキシジル錠剤を併用した方が良い場合もあります。
特にミノキシジルとフィナステリドの併用は相乗効果があり、お互いの足りない部分を補い合います。
ミノキシジルは、悪玉男性ホルモン(DHT)を抑制する作用はありませんが、血管を拡張し血流を促すことで毛乳頭細胞、毛母細胞の分裂を活性化します。
フィナステリドは、5αリダクターゼⅡ型を阻害して悪玉男性ホルモン(DHT)を減らす効果があります。
しかし髪の毛の成長を直接促す作用ではありません。

<育毛作用の役割>


ミノキシジル⇒発毛作用で髪の毛が生えてくる

フィナステリド⇒抜け毛の防止・抜け毛の進行が止まる

このように、両方の育毛へのアプローチが異なるため、二つの薬を併用することで相乗効果が期待できるということになります。
どちらかの副作用が気になる場合や、まだ抜け毛が始まっておらず、予防のみならば、どちらかを使用しないという方法でも良いと思います。

育毛ケアは決して止めないこと。止めれば再び脱毛する

AGA(男性型脱毛症)の方は毎日、育毛薬や育毛サプリを規定量服用し、更に育毛薬(外用剤)で直接、頭皮をケアする事で脱毛の進行を止める、もしくは遅らせて発毛を促し毛量が増えていきます。
髪の毛が増加する兆しが見えてきたところでやめてしまう人がいますが、それは止めて下さい。
育毛薬も育毛外用剤も毎日、続けることで髪の毛の脱毛を防ぎ維持が出来ます。
せっかく数ヶ月から数年飲み続けたのに止めてしまえば、再び脱毛が進行し新しい髪の毛が生まれにくい為、結果的に薄毛となり元に戻っていきます。そうなれば、また、初めからやり直しとなり、毛量増加に費やしてきた時間と同じくらいの期間が再びかかってしまいます。
薄毛治療で大切なことは、効果を期待できる治療薬を使用し、それに併せて頭皮環境を整えて育毛の土壌を作り、生活習慣も改善し総合的に体質改善をすることです。