よくある勘違いでシャンプーに育毛効果を期待される方がいますが、洗い流してしまう、シャンプーには直接的に育毛作用はありません。
育毛における、シャンプーの役割は「育毛環境を整える」のみです。
シャンプーの分類は一般化粧品か医薬部外品になります。
シャンプーの目的は頭皮を洗浄し清潔に保つこと、つまり、頭皮環境を整えることがシャンプーの機能です。
頭皮の古い皮脂や汚れを洗浄し清潔に保つことができれば良いのです。
シャンプーの界面活性剤
シャンプーで一番気にしなければならないのはシャンプーに配合されている界面活性剤です。
界面活性剤は「必要悪」と言われ、シャンプーを作る上では必ず必要な成分ですが、皮膚には刺激を与え、頭皮を荒らし破壊する源で「悪」にもなります。
洗浄力の強い界面活性剤は頭皮の皮脂を余計にそぎ落とし、タンパク変性を引き起こします。
それにより、頭皮の炎症、フケ、痒み、トラブルを誘発します。その為、頭皮のタンパク変性を極力、起こさせない低刺激の界面活性剤を配合しているシャンプーを選ぶことが大切です。
代表的なものではアミノ酸系界面活性剤(成分表示名称がココイル~、ラウロイル~等)や酢酸(お酢)系界面活性剤、石鹸素地系などが頭皮に優しいシャンプーになります。その様なシャンプーを選んで使用するようにしましょう。市販の安価なシャンプーに多いのが硫酸系界面活性剤でラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Naという表示名称の成分が配合されているシャンプーです。これらの界面活性剤は刺激が強くたんぱく変性が起きる為、頭皮のトラブルになりやすいといえます。育毛ケアにはNGなので避けた方が良いでしょう。
ケトコナゾール配合タイプ
さらに、AGA(男性型脱毛症)の進行を抑制するシャンプーに効果的なのは、ケトコナゾール配合のシャンプーです。ケトコナゾールは男性ホルモンであるテストステロンが脱毛症の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)に変化するのを抑えることから、FAGA(女性男性型脱毛症)・AGA(男性型脱毛症)治療中には有効といわれています。抗真菌作用により、脂漏性皮膚炎、粃糠性脱毛症、脂漏性脱毛にも効果を発揮します。
ケトコロストシャンプー 500ml
シンニングヘアートリートメントシャンプー240ml
ドクタープロクター(Dr. Proctor)によって開発された商品で米国ではライフエクステンション社(Life Extension)より販売されています。
ナノ成分をはじめ、天然のミノキシジルと呼ばれいる3-carboxylic acid pyridine-N-oxide (NANO)、種子の皮から抽出されるリラックス促進成分、抗酸化成分、そして クッパーペプチド(銅ペプチド)を配合しています。
米国特許取得成分配合 (US Patents: 5,352,442; 5,470,876; 5,472,687; 5,723,502; 5728714; 5714482; 6,150,405)