ミノキシジルの錠剤(内服)

ミノキシジルの錠剤タイプで内服使用します。
通常、外用剤は塗布した部分(頭皮)の血流を高め、育毛効果を促進するものですが、錠剤のような内服タイプは、からだの中に吸収される為、外用剤よりも即効性が高いです。
錠剤は1日1~2回服用します。また、頭皮に塗る必要がないため、「塗りムラ」が出ません。
但し、副作用として全身の体毛に作用する為、体毛が増えて濃くなる症状が出る場合があります。
ミノキシジル外用剤タイプは育毛したい部位に直接塗るので、頭皮以外に影響が出ません。
それに対し、ミノキシジルの錠剤は、全身の血液循環が促される為、からだの体毛に影響が出る可能性があります。もし、体毛を気にしている方は従来の外用剤タイプを利用した方が良いです。

ミノキシジル10mg タブレット
ミノキシジル10mg タブレット

ミノキシジルの効果

毛根の血管を拡張させて血流を良くし、抜け毛を減らして髪となる栄養を吸収しやすくさせて発毛を促進します。

ミノキシジルは、毛母細胞に直接的に働きかけて毛母の細胞分裂を活性化させて髪の毛の成長を早めます。
使用を始めて、一時的に脱毛が増加する場合がありますが、毛髪の生え換わりのサイクルが促進されるためなので、4か月以上の継続使用で、その効果が実感できます。効果が出ても止めずに長期の継続使用が必要です。
ミノキシジル濃度2%迄は女性も使用出来ます。一日2回朝晩に1回につき1mlを頭皮に塗布します。
また、ミノキシジル製品には、内服タイプの医薬品もありますが、内服タイプの場合、効果が高い半面、体質によっては副作用が出る場合もあります。内服タイプの前に、ミノキシジルの効果を試してみたい、という方は、先ずは外用剤タイプから使われることをオススメします。

フィナステリドの副作用

副作用が少なく安全性が高いと言われていますが、報告された副作用は全体の約1%程であり、通常軽度で一時的なものです。
稀に性欲低下、勃起障害、射精障害(主に射出された精液の量の低下)などの症状が見られたとの報告があります。 もし、フィナステリドを服用して、これらの症状が出た場合は服用を中止して医師の診察を仰いで下さい。
薬を飲み始めてから髪が多く抜ける「初期脱毛」の症状が出る場合もあるとされています。
また、継続使用により、稀に肝機能障害が出る場合もあるとのことです。

ミノキシジルとは

ミノキシジルは、もともとアップジョン社(現ファイザー社)が高血圧治療のための血圧降下剤ロニテンとして、血管を拡張させるために創製した経口医薬品です。患者の多くが使用しているうちに全身の毛が増えていったとの報告があり、研究が始まりました。臨床試験の結果、 ミノキシジルの持つ血管拡張の効果によって毛根や毛母細胞が活性化し、発毛を促すことが分かり、AGAなど薄毛の治療薬として発売されました。

ロゲインはアメリカのFDA(食品医薬品局)により初めて男性型脱毛症に対し育毛作用が有る商品として認可されています。毛根の血管を拡張し、髪となる栄養を吸収しやすくします。脱毛を抑えて、髪の成長を促す働きがあります。薄毛の気になる方、AGA(男性型脱毛症)で育毛ケアを考えている方に適した育毛剤です。日本国内でミノキシジル含有製品としては、1999年にリアップシリーズ(大正製薬)が発売されました。

フィナステリドの体験談

◆30代
使用を始めて4カ月ですが、ミノキシジルタブレットと一緒に服用で効果絶大です。額の両側の薄さ、頭頂部の巻き目周辺の薄さは今ではほとんど気にならなくなりました。


◆40代
飲み始めてから5年程、服用しています。髪の毛が増えた感じはしませんが、ハゲの進行は確実に止まりました。一度、試してみることをお勧めします。

◆30代
1年ほど服用しておりますが、髪が以前より太くなってきたと思います。これからも服用していきます。

◆20代
プロペシアもプロペシアのジェネリックも両方使い続けていますが効能は変わらないと思います。

◆40代
薄毛予防としてミノキシジルタブレット、フィンペシア、Lリジンをセットで飲んでいます。
効果は実感しています。これからも継続していこうと思います。

◆30代
ミノキシジル外用剤と併用して、1年ほどになりますが、その効果は着実に表れています。ただし、「つむじ」のあたりへの効果が不十分なので、もう少し様子を見るつもりです。

◆50代
よく効くので継続中です。産毛が生え、それが徐々に濃く太くなっていきます。こんなに効くなら早く飲んでおけばよかった。

◆20代
ミノキシジルタブレット5mgと併用で服用していますが 副作用は特になく使用2ヶ月で発毛実感がありました。


◆40代
ミノキシジルとの併用で18ヶ月ほど服用していますが、確実に髪が増えているという実感があります。副作用もなく、ジェネリック薬は安価なので今後も継続していきたいと思います。
抜け毛を見ると分りますが以前より濃く太くなっています。

◆30代
1年超続けています。新たに生えてくる髪の毛につやとコシがあるので、今までと違う、つややかな頭髪になってきているような気がします。もちろん、これからも続けます。

フィナステリドのジェネリック

先発品「プロペシア」は国内認可があり、医師の診察を受けて病院で処方されています。しかし、保険適用外の医薬品であり、先発品の為、価格が高く長期間、服用する事を考えると、とても高額になり経済的な負担が大きいです。先発品は医師の処方があるので安心出来ますが経済的に余裕の無い方は使い続ける事が困難になります。そこで先発品よりも安価で手に入る後発品のジェネリック医薬品があります。

主には海外製薬メーカー各社が薬効成分:フィナステリドを同量1mg配合して製造し医薬品認可を取って販売しており、同様の効果が期待出来ます。日本では海外製で未承認となっている為、購入する場合は個人輸入代行業者を通して個人輸入で入手出来ます。

主なジェネリック医薬としては「フィンペシア」「フィナステリド」「フィンカー」があります。
プロペシアで1錠約 250円前後がフィンペシア最安値で1錠約30円~が相場目安となります。

フィンペシア1mg100錠
フィンペシア1mg
フィナステリド1mg 100錠
フィナステリド1mg
フィンカー5mg
フィンカー5mg

フィナステリドの注意事項

  1. 女性は服用はできません。
  2. 肝機能障害のある方がフィナステリドを服用する場合は、医師にご相談ください。
  3. 妊娠中の女性では男の胎児の生殖器に異常を起こすおそれがあることが米国FDAの公表する注意事項に掲載されています。特に妊娠中の女性は、服用はもちろん、錠剤に触れるだけでも薬剤が皮膚から吸収され、胎児に影響を与える可能性があるので、触らない様にしてください。妊娠中の女性がフィナステリドの有効成分に触れてしまったときは医師に相談すること等が公表されています。
  4. 子作り中は服用を止めて下さい。(子作りする2ヶ月程前には服用を止めて下さい。
  5. 妊娠中・授乳中の方、また、妊娠している可能性のある女性は、フィナステリドを服用している男性との性交渉により薬剤が微量含まれる精液に暴露されないようにしてください。(その場合は必ず避妊具を着用して下さい)
  6. フィナステリドを服用中、及び服用中止後1ヶ月間は献血は出来ません。
  7. 円形脱毛症やびまん性脱毛症、抗がん剤の副作用による脱毛などに対しては効果は期待できません。

フィナステリドの効果

AGA(男性型脱毛症)の最大原因のひとつとされる男性ホルモン「ジヒドロテストステロン(DHT)」の生成の抑制にあります。フィナステリドは還元酵素5α-リダクターゼの働きを阻害し、男性ホルモン:テストステロンがDHTに変換されるのを防ぎます。
男性型脱毛症の原因は遺伝の他に「ジヒドロテストステロン(DHT)」といった物質があります。この物質は思春期以降に男性型脱毛症、前立腺肥大症、ニキビなどの症状を引き起こすことがあります。DHTはAGAの脱毛因子であり、男性ホルモン「テストステロン」が酵素「5α-リダクターゼ」によって変換されることで発生します。それにより、髪の毛の成長がストップして、毛髪が成長しきれないまま抜けてしまったり、残ったとしても細く痩せてしまうので、薄毛となってしまうのです。
フィナステリドは 5α-還元酵素「5α-リダクターゼ」を阻害し、男性型脱毛症の原因物質である DHT の産生を抑えることで効果を発揮します。DHTが減少すれば毛乳頭細胞は活発に毛髪を作るようになり、髪の毛が生え始めるというわけです。フィナステリドは、5α-還元酵素への選択性があるため、他のホルモン系への影響による副作用が極めて少ないことも利点の一つです。
男性型脱毛症は、時間と共に進行していくものであり、髪が薄くなっていくことを抑える事がまず大切です。少なくとも進行をくい止められたという意味では、フィナステリドは、98% の人に3年間効果があったというデータが発表されています。
頭頂部だけでなく、髪の毛の生え際などの前髪にも効果がある点も、従来の育毛剤とは異なり、ミノキシジルと一緒に使うと、さらに効果が良くなることが、海外では発表されています。
1mg用量の錠剤で1日1錠の服用です。個人差はありますが、半年~数年の服用の継続で、毛量が増え、毛が薄くなったり、抜けたりする状況が改善されて効果を感じることができます。
髪の毛には毛周期があり、成長期を過ぎて休止期に入った毛髪が再び成長期を迎えるためには3~4ヶ月かかります。その為、使い始めてすぐに効果が出るというわけではありません。
短期間で効果が得られないからと言って止めずに気長に飲み続ける事が大切です。
大きな効果を出したいとか、早く効果を出したいと考える人には上限を超える摂取量を服用する人がいますが、フィナステリドを1mg服用した場合と2mg服用した場合の効果は体格にもよりますが、ほとんど変化がありません。副作用のことを考えれば上限以上の摂取はお止め下さい。

フィナステリドとは

錠剤の経口薬(飲み薬)。フィナステリドは、初め1992年に前立腺肥大の治療薬として「プロスカー」の商品名で認可されました。その後1mg用量での研究によって、男性型の脱毛症において毛髪の成長が見られることが明らかにされました。そして1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)によってアメリカのメルク社がAGA(男性型脱毛症)治療薬「プロペシア」として正式に認定を受けています。現在では世界60か国以上で承認されています。
日本では、臨床試験後、2005年10月に厚生労働省に承認され、同年、万有製薬より「プロペシア」として発売に至っています。
日本の臨床試験においては3年使用で78%の人が抜け毛抑制及び発毛を実感しており、高い効果を持つAGA(男性型脱毛症)治療薬として医療機関で広く普及されています。
また、髪が増えるだけでなく、髪の質(長さ、太さ)なども改善することが確認されてます。

プロスカー
プロペシア